2001.1.5 アルシオン 後楽園ホール 午後7時開始(文中敬称略)

 
 2001年アルシオンの初興行
 まだお正月休み中のこの日は
 キャンディー奥津のプロレス卒業(引退試合)
 美幸涼のデビュー戦などが行われることもあり
 ほぼ満員の入り。
 (会場北雛段は入場ゲートで席数は少なくなってる)
 
 入場式ではスタッフ紹介もあり
 長谷川咲恵さんがまた正式にスタッフにもどったとのこと。

 挨拶はデビューの美幸涼。
 この日はデビュー戦+ラスカチョ戦ということもある為か
 終始厳しい表情。肩に力が入り気味だが仕方ないところか。
 
 リングマットは新しくなっていた。
 

第1試合
GAMI・玉田凛英・高瀬怜奈(9:48 腕ひしぎ十字固め)C.ASARI・藤田愛・×山縣優
ReDRAGは相変わらず乗りのいい試合。
昨年時事上アルシオンマットをまわしていた勢いは
そのまま。
玉田が案の定お正月明けでウエイトアップ。
ちょっとおなかまわりが気になる(笑)
でも、彼女の場合あの位のカンジの方が
レスラーっぽくて個人的には好きなのだが…
中盤高瀬と山縣とが手を合わせる。
高瀬が一足先にデビューしているもののほぼ同期の新人同士の闘い。
純粋なエルボーや張り手の応酬に場内は盛り上がる。

結局はGAMIや玉田が場外で藤田ASARIを押さえて
この新人の攻防で二人が試合を決めることになる。
山縣が勢いで圧すものの最後は電光石火の払い腰>腕ひしぎで
一気にけりを付ける。
ちょっとかっこいいぞ>高瀬。
第2試合
○吉田万里子(5:50 クモ絡み)×バイオニックJ
この位置のこのカードが今の吉田の現状なのか…
いっそのこと吉田の秒殺を期待し実際にいきなりのエアレイドクラッシュを仕掛けたが
Jもパワフルで簡単にはいかず。いつもの展開で順当にクモ絡み。
今年また吉田の復活(別にスランプとかではないのだが)を願いたい。
そのキーパーソンはやはり日向か…
第3試合
○PIKO(6:08 センセイ固め)×リンダ・スター
実は個人的にはこの日のこの試合はすっごく気になっていた。
というのも昨年暮れからの遺恨マッチということもあるが
この試合にはPIKOのマスクとリンダの国外追放が掛けられていた。
GAMIが一方的に宣言し、誓約書までリング上でよみあげたものの客観的に考えても
PIKOがマスクを取られるよりリンダの帰国マッチであることはいなめない。
つまりは、リンダがアルシオンを去る為の試合。
雑誌で発表された時点でわかってしまったがもっと観てみたいレスラーだっただけに残念。
何度も書いているがリンダはポジション的に負け試合が多いものの実は影の実力者。
小さい体でもメキシカンだけにパワフルさもあり実に良い試合をする。
新人がデビューしてきている今こそ必要なレスラーなんだけどなぁ…

PIKOとのライバル関係も体格的にも実力的にもとても
いい感じだっただけにもったいない。

この日はリンダもいつも以上に感情を爆発させて闘っていた。
日本人好みのこういう試合も実にいい。

メキシカンは本来ルチャ系の動きで試合を組み立てることが多いが
ラテンの血だけに感情を出した試合も魅力的。
以前マリーがラスカチョに向かっていった時もそうだった。
最後はPIKOのセンセイ固めで
ギブアップ。
GAMIは
国外追放を言い渡すが
既にマッチメークされている
残り3試合を
ノーギャラで試合することも
キチンと説明するあたりは
さすが…(^^;)
第4試合
○大向美智子(9:28 B3ボム)×キャンディー奥津
ホントは札幌のアジャ戦が最後の試合で
この日はセレモニーだけのはずだったが
その札幌で大向が最後の試合を要求。
後楽園でのこの引退試合が実現した。
しかし、奥津の状態はかなり厳しそうで
試合中は顔をしかめてつらそうなカンジ。
それでも精一杯のファイトを魅せようと
ムーンサルト三連発などを出していく。
そして大向は容赦なく攻め込む。 厳しいキックにダウンした奥津にかかと落とし…
たとえ相手がどんな状態でも手を抜かずめいっぱい闘うことこそがプロレスラーとしてのホントの礼儀。
最後の試合だからこそおもいきり技をたたき込んでいく。
ほとんど動けない位ぼろぼろになりながらも肩をあげていく奥津。
 一度目のB3ボムでは「まだ試合を終わらせない」とばかりに
 返していく。
 もう反撃する力も残ってないという状態で
 アジャから勝利したこともある奥津必殺の(^^)逆さ押さえ込み!!
 最後の最後まで魅せてくれます。
終盤はお互いに感極まった状態。
最後のB3ボムの体勢に入った時には大向の顔も泣き顔。
スリーカウントを聞いてもしばらくはそのまま。

抱き起こす大向。
そしてリングにはCAZAIのメンバーがあがりキャプテン奥津におのおの技を掛けていく。
その後セレモニーが始まる。
アルシオンメンバーの他バトラーツの石川社長やNEOから宮崎が花束を渡す。
テンカウントを聞くキャンディー

そしてリングが埋まる程のすごい量の紙テープが飛ぶ。
(私も頼まれたので投げることができました)
CAZAIに肩車され退場…
お疲れさま
キャンディー奥津
感動をありがとう!!
第5試合
○三田英津子・下田美馬(15:06 デスバレーボム>片エビ固め)アジャ・コング・×美幸涼
 セミでデビュー、アジャとタッグで相手がラスカチョ。と大物の風格。
もともと一昨年のアジャ対ラスカチョのハンディキャップマッチを観て
アルシオン(プロレス)入りを決意したという経緯がある彼女。
最近には珍しい長身(三田と同じ身長)恵まれた体格だけにその期待も大きい。

この日のコスチュームもオリジナル。さすがビジュアルファイターというカンジか…
個人的には白のベースはいまいちの感もあったが首の黒い部分がいい感じ。
練習でいためてしまったのか腰から背中にかけてのサポーターがもったいない。
しかたがないのだろうが、出来ればはずしていて欲しかった。
もし、それでは出来ないというのならいっそのことデビュー戦をのばしても
よかったのでは?とも思う。

これが有る程度のキャリアの有る選手だったらサポーターなど気にならなかった
と思うがデビュー戦だけにその辺が気になってしまった。
 試合は三田と美幸からはじまる。
 デビュー戦から三田を相手に堂々とかまえるあたりは大物の風格。
 しかし、ラスカチョはある意味美幸の期待道理に流血戦にもっていく。
 ほんとならこの辺で萎えてもしかたがないだろうが
 すこしも臆せず向かっていく美幸。
 この辺は自分からこの試合を要求しただけのことはある。
体力を奪われつつもアジャとの連携を立派にこなしていく。
いいタイミングで浴びせ蹴りも出す。
アジャにタッチするもリングの中の闘いに
檄をとばしていく。
デビュー戦なら3分も闘えれば文句はないところ
大流血をしながらもすでに10分近く試合している。

そして…なんと
三田相手に三田の必殺技デスバレーボムを決める!!
もちろん三田の怒りかってデスバレーを喰らうも
アジャがカットしてペースをもどしそこで、
アジャのかけ声で美幸はアジャと同時に裏拳!!
この二つが美幸のサプライズ。
最後は結局三田のデスバレーで美幸がフォールを獲られる。
三田も投げる角度を調整していたものの普通デビュー戦で喰らう技ではないぞぉ…大丈夫なのか?
試合後下田は「これからが楽しみ」とある意味美幸を認めるマイク。
三田が「アジャには選手をそだてられない!」と言ったときは
VIPに誘うのかと思ったがダウンしたままの美幸の
「これがプロの洗礼ってやつですか…いままでで一番の痛みを味わったけどこの痛みと悔しさを忘れずに必ずあなた達を倒す!」
とのマイクでそれもなく退場。
この新人はマイクも大物級です。(^^)
第6試合
○日向あずみ・マリーアパッチェ(9:04 みちのくドライバーll>体固め)×浜田文子・AKINO
文子が負けた!!

日向がこの二人と絡むのは実に面白い。
パートナーにマリーと言う事ででダブルみちのくドライバーコンビ。
強力な技だけに文子達も油断できない所。
序盤は文子とマリーのルチャ的な動きから…
AKINOと日向の遭遇も刺激的。
お互い厳しい攻めの二人。

連携などは文子達の方が圧倒的にいいものの
個々の実力パワーなどはまったく引けをとらない日向マリー組。
ぼんやり観ていたがよく考えると誰が誰からフォールを獲るのか結構よみずらい事に気づく。
まさか昨年全てのシングルで一敗しかしていない上に暮れにクイーンのベルトを獲った
文子が負けるとは思わなかった。
最後はマリーがいつもやる「ミチノクゥ〜!!」というポージングを二人でやったあと
日向>文子 マリー>AKINOがみちのくドライバーll。それでピン。
その後日向をマイクをとり文子の持つクイーンのベルト獲りを宣言!!
文子がフォールを獲られたことはビックリしたがよく考えれば日向なら何も不思議はない。
日向が参戦したときから期待していたクイーンのベルト戦線に参入。が現実のものになり
ちょっと興奮。
文子はこの試合「うっかりしてた」ってなカンジで肩をすくめて退場。
今年のアルシオンのキーパーソンは日向なのでは?彼女がモチベーションさえ維持出来れば
実力的にも非常に面白いポジションの選手であることには間違いない。
全ての選手とのシングル戦が楽しみである。
比較的ハイテンポで攻め主体のレスリングスタイルのレスラーが多いアルシオンにおいて
日向のスタイルは文子にもいい勉強になるのではないかと思う。
全てを吸収しまた一回り大きなレスラーになって欲しい。